三河 細川城
Hosokawa castle
細川城跡【愛知県岡崎市細川町御前田】
MMC教育センター【愛知県岡崎市仁木町川越1−1】
蓮性院【愛知県岡崎市細川町権水56】
隣松寺【愛知県豊田市幸町隣松寺126】
松明院【愛知県岡崎市細川町根古屋123】
【立地】丘城
【別称】細川御前田城・細川村古城
【歴史】1221年「承久の乱」の後、足利義季が上野国山田郡広沢→三河国額田郡細川荘へ移住し、
名を“細川”と改め、細川家の始祖となる。城は頼春が御前田に築き、頼之が継いだとある。細川義李
−俊氏−公頼−頼春−頼之の流れであり、頼春の子頼有の子孫に細川藤孝・細川忠興がいる。細川義季
の兄実国は新城荘〔岡崎市仁木町〕に住んで仁木氏の始祖となり、弟義宗は幡豆郡戸賀崎荘〔西尾市戸
賀崎町〕に住んで戸賀崎氏の始祖となった。廃城年は不明。隣松寺〔豊田市幸町〕に細川家3代〔初代
義季と弟義宗、2代俊氏、3代公頼〕の墓がある。現在は田畑に変わり、遺構は無い。
【所感】国道248年細川の信号を南へ曲がり50m程進むと、右手の民家横の土塁上に石碑が立って
います。車で走っていても分かると思います。地元の人に話を聞くと、矢作川の洪水対策として三菱自
動車教育センターの西側を削り、堤防にしたらしく、嘗ては池も在り、三菱自動車教育センターから細
川城跡の石碑がある辺りまで繋がっていたとのことです。その方が子供の頃の話ですから、戦前のこと
だと思います。細川の信号北900m程の蓮性院は細川家の菩提寺で、細川元総理も訪れたそうです。
細川城址の石碑
細川家始祖義季公の墓・蓮性院〔写真:左〕細川義季公・義宗公・俊氏公・公頼公の墓・隣松寺〔写真:右〕