三河 一宮砦
Ichinomiya fort
一宮砦跡【愛知県豊川市一宮町宮前】
砥鹿神社【愛知県豊川市一宮町西垣内2 】
【立地】丘城
【別称】一宮城・一ノ宮村砦
【市指定史跡】
【歴史】弘治年間(1555〜1557年)、標高24m、比高10mの段丘端に築かれた本多百助信
俊〔1535〜1582年〕、隼人佐の砦である。1560年「桶狭間の戦い」で今川義元が討たれて
後も、東三河には今川勢力が残る状態で、松平元康〔家康〕との攻防が激しくなっていた。1562年
今川氏真は兵を率い牛久保城へ着陣し、佐脇、八幡に砦を築いて、本多信俊らが護る一宮砦を包囲した
。元康は小勢でこの包囲を突破し、信俊らを助けたことから、家康の武勇談「一宮の後詰」と呼ばれて
いる。1568年家康の遠江侵攻後、信俊は遠江国佐久城へ移った。現在は曲輪、堀、土塁が残る。
【所感】東名高速道路豊川インターから国道151号線を北上し、砥鹿〔とが〕神社前信号を右へ入り
ます。初めての辻を右へ曲がり、直ぐに左へ入り、また右へ入ります。150m程走ると、左手の道沿
いに石碑と歴史看板が立っています。石碑横の虎口から竹薮へ入ると、入口の両脇と右奥に土塁、左奥
に堀跡が在ります。
一宮砦跡の看板・砦跡入口〔写真:左〕一宮砦跡の石碑・砦跡入口〔写真:右〕
横掘