伊勢 愛宕山城
Atagoyama castle
愛宕山城跡【三重県桑名市矢田】
長禅寺【三重県桑名市東方1517】
走井山公園【三重県桑名市矢田267】
勧学寺【三重県桑名市矢田266】
リッチェスタジオ【三重県桑名市東方1598−1】
【立地】丘城
【別称】走井山北辺城・愛宕山砦
【歴史】築城年は定かではない。標高24m、比高20mの丘陵上に築かれた丘城である。
矢田城主矢田半右衛門俊元と同族の矢田市郎左衛門の居城で、1568年織田信長の北伊勢
侵攻の際に落城する。隣接する矢田城〔走井山〕と連結する城で走井山北辺城とも称された
。天正年間〔1573〜1592年〕頃、滝川一益が西方の愛宕社をこの地に移したことか
ら愛宕山と呼ばれるようになる。城跡に桑名市指定天然記念物「愛宕山のクロマツ」が有っ
たようだが、クロマツも愛宕社も現存しない。発掘調査で土塁・堀が見付かっているが、現
在は住宅が建ち、遺構は無い。
【所感】長禅寺の南側は嘗ては竹林でしたが、2006年愛宕山城跡発掘調査以降、住宅が
建ち並び、嘗ての面影はありません。リッチェスタジオの南は更地になっていますが、何処
までが城域だったかよく分かりません。宅地化が進んで消失した城跡は少なくありません。
愛宕山城跡遠景
愛宕山城跡・住宅地
愛宕山城跡・住宅地