信濃 神之峰城
Kannomine castle
神之峰城跡【長野県飯田市上久堅】
久堅神社【長野県飯田市上久堅8168】
【立地】山城
【県指定史跡】
【歴史】戦国時代初期、神ノ峰〔標高771m〕山頂に知久氏〔知久頼季
・頼尚父子の頃〕が築いたとされる。知久氏は、1180年頃、諏訪敦光
〔篤光〕の子敦俊が知久氏と称したことに始まる。1221年「承久の乱
」の後、知久平へ移り地頭となったと云う。戦国期に入ると、領地争奪戦
が高まり、頼元〔頼尚の孫〕の代で勢力を拡大したが、1554年武田信
玄の伊那侵攻で落城。その後、頼元の子頼氏は家康に仕え、1582年神
之峰へ戻ることを許された。1600年「関ヶ原の戦い」の軍功により、
阿島3000石の旗本となり、則直から11代頼謙まで続き、明治を迎え
る。現在は久堅神社、テレビ局の中継アンテナが立ち、曲輪が良い状態で
残されている。
【所感】国道256号線と県道492号線が交差する下平の南側にある山
が神之峰です。私は下平のバス停付近から車で山頂へ向いましたが、道は
長く、狭く、なんとか山頂まで行けたという感じです。一様、「城跡公園
」と呼ばれていますが、寂れた久堅神社の祠と、NHK、テレビ信州の高
い鉄塔があるだけで、「公園は言い過ぎかな?」と少し思いました。帰り
は途中から違う道で降りましたが、こちらの方が道もよく、短時間で下山
出来ました。
神之峰城跡の歴史看板と木碑