駿河 柏木氏屋敷
Kashiwagi residence

柏木氏屋敷跡【静岡県裾野市茶畑】

【立地】平地
【別称】柏木屋敷・境川屋敷

【歴史】柏木家は家譜によると、甲斐守護武田信満〔〜1417年〕の七男信広〔倉科治部
少輔〕を祖とし、当地に土着して境川出羽守を称したと云う。長禄年間(1457〜146
0年)、その子広久が駿河守護今川義忠〔1436〜1476年〕から茶畑浅間宮の神主職
を安堵され、姓を「柏」としたが、広久の孫四代宮内丞広光の代で「柏木」に改姓した。1
551年・1552年・1558年葛山氏元が広光、及び、その子と思われる助三郎に宛て
た判物の古文書を伝えている。現在はグランドになり、土塁と濠跡〔水路〕が残る。

【所感】柏木氏屋敷は四方を濠と土塁に囲まれた単郭の縄張りで、東側と南側は大場川(境
川)も加えて二重濠になっています。現在の所有者も柏木氏、野球が出来る広場として地域
の人に開放されています。天気も良く、人も居なかったので、自由に撮らせて頂きました。











柏木氏屋敷跡



南端の土塁





南東角の土塁



東端の土塁



南西角の濠跡



南側の濠跡



東側〜北東角の濠跡



北東角の濠跡



北西角の濠跡



西側の濠跡