三河 糟塚砦
Kasuzuka fort
糟塚砦跡【愛知県西尾市平原町城山・下深】
【立地】丘城
【写真】築城年は定かではない。幡豆小笠原家の支流一族小笠原三九郎長滋の居城と云われ
る。1561年「東条城攻め」では家康側に布陣して戦功を挙げた。1590年家康関東移
封に伴い、小笠原和泉守宗忠と改め、忍城主松平忠吉の補佐役を務め、利根川の治水工事で
は現場で指揮をとり、貢献したと云う。1600年「関ヶ原の戦い」の後、主君、忠吉と共
に清須城へ移り、その後、尾張犬山城、常陸笠間城主を務め、1607年に亡くなった。犬
山城の城門、櫓、天守は宗吉が手掛けたものと云う。現在は宅地に変わり、遺構は無い。
【所感】県道383号線と須美川が交差する城山橋の西70m程に在る2つの民家が、砦跡
地と云われています。二分するように用水路が在り、どちらも小高い丘になっています。
西側の糟塚砦跡
東側の糟塚砦跡