駿河 方上城
Katanokami castle

方上城跡【静岡県焼津市策牛・坂本】

【別称】方ノ上城・石会合山城

【歴史】石合山〔標高227m、比高217m〕に築かれた山城で、安倍城主狩野介貞長の
築城と伝わる。1493年頃、今川氏親〔義元の父〕よって改修され、遠江進撃の連絡拠点
として監視・警備を行ったとされる。1536年今川氏輝病没後、跡目争い「花倉の乱」が
起こる。花倉遍照寺の僧「恵探・今川良真」を推す福島彦太郎・斎藤四郎衛門・篠原刑部少
輔らが片上城を占拠、富士善得寺の僧「承芳〔今川義元〕」を支持する岡部左京進親綱の攻
撃で落城となる。現在は山林となり、曲輪、堀切が残る。


【所感】南麓からの登城道もありますが、私は高低差が少ない北から入りました。北東〜南
西に連なる全長300mの尾根上に遺構が並びます。入口から一旦「幻の池」方面へ下り、
丸太階段を上った「堀切A」から遺構が始まります。掘割看板が立つ「堀切B」+「堀切B
2」が並ぶ二重堀切→堀割看板が立つ「堀切C」→看板の無い「堀切D」→曲輪看板が立つ
「曲輪B」→最も深い「堀切E」と続き、尾根の坂道を上り切ると「経塚・石合山頂上・主
要頂部@」に着きます。自然地形の頂から下った「狼煙台跡・曲輪A」→「腰曲輪・古墳」
の順で並ぶ連郭式城郭。大軍の駐屯が難しい細尾根に築かれているので、一時的な利用と思
われます。この日の「幻の池」は泥状になっており、動物の足跡や身体を擦ったのような跡
があったので、イノシシかシカの泥浴びだと思います。








駐車スペース→方上城跡入口








方上城跡入口→幻の池



幻の池→堀切A



城跡北東端の堀切A







尾根道





堀切B



堀切Bと堀切B2・二重堀切



尾根道





堀切C



堀切D



曲輪B



堀切E



主要頂部@へ上る尾根の坂道





主要頂部@・石合山頂上



主要頂部@西隣りの曲輪A・狼煙台跡



曲輪A西隣りの腰曲輪



腰曲輪横の方ノ山古墳