三河 川口城
Kawaguchi castle

川口城跡【愛知県豊田市下川口町御堂】
 天神社【愛知県豊田市下川口町御堂294・295】

【立地】平山城
【別称】河口村古屋敷

【歴史】築城年は不明。城ヶ峰〔標高130m〕に築かれた山城で、室町時代の城主は水野丈兼正春次
であったと云う。1575年武田軍の三河侵攻により落城。春次は尾張国水野に逃れ、500石を得た
。次席家老の沢田次郎太夫貞次の子新左衛門は討死となった為、春次は新左衛門の子乙霧(12歳)を
不憫に思い、九寸五分の短刀「国光」を授けた。沢田貞次は高齢であった為、孫の乙霧〔沢田八右衛門
〕と共に川口に留まって支配したと云う。他に水野将監政義、川口源左衛門の名もある。現在は曲輪、
堀切が残る。

【所感】県道11号線を北上すると、矢作川に架かる加茂橋と下川口信号のT字交差点が在ります。こ
の信号の左手前に大いちょうと天神社が在り、ここが登城口になります。山頂までは180m程で、整
備された丸太段に従って上ります。山頂には曲輪、堀切が看板と共に在り、東屋からの景色は、北に三
河の山々、南に矢作川と非常に眺めの良い場所です。


 

天神社〔写真:左〕川口城址通路登り入口の碑・天神社横〔写真:右〕


 

整備された登城道〔写真:左〕主郭南側の堀切〔写真:右〕

 

主郭南側の腰曲輪〔写真:左〕主郭北側の堀切〔写真:右〕

 

主郭東側の腰曲輪〔写真:左〕川口城址の看板・主郭〔写真:右〕



主郭