三河 川尻城
Kawashiri castle
川尻城跡【愛知県新城市作手高里字城山】
高里駐在所【愛知県新城市作手高里字宮前22−1】
【立地】平山城
【別称】川尻村城
【村指定史跡】
【歴史】天授年間(1375〜1380年)、奥平貞俊が上野国甘楽郡奥平より鴨ヶ谷〔甘泉寺辺り〕
へ移住し、1424年頃、城山〔標高570m・比高40m〕に築いた城である。土塁を巡らした城も
手狭になり、その後、清岳に亀山城を築いて移る。現在は曲輪、堀、土塁が残る。
【所感】国道301号線が南へ折れ曲がる田原信号を南へ2.5キロ程進むと、左手に高里駐在所が在り
ます。更に100m程進んだ川の手前を左へ入った右前に見える山が城山と呼ばれる川尻城跡です。駐
車場は城跡に南に広く在ります。舗装された坂道のカーブした場所に冠木門が在り、更に道なりに進む
と主郭です。冠木門を潜ると、柵に囲まれた小曲輪が在り、尾根続きに設けられた左手の堀切、土塁を
回り、西側から主郭へ入ります。主郭は広く在り、一見単郭のように思えますが、一様、広い主郭を囲
むように腰曲輪が在ります。主郭は休憩場、トイレも在り、よく整備されています。
川尻城跡全景
川尻城冠木門〔写真:左〕畑の跡地に築かれた柵〔写真:右〕
主郭西側の堀切
主郭南端の低い土塁〔写真:左〕川尻城址の木碑と看板〔写真:右〕
主郭東半分〔写真:左〕主郭西半分〔写真:右〕