三河 鶏足城
Kessoku castle

鶏足城跡【愛知県豊田市山谷町鶏足山・室口町横手・室口町神田】

【立地】山城

【歴史】築城年、築城者、歴史詳細は不明。鶏足山〔標高440m・比高70m〕の山頂に
築かれた城で、足助城の支城、浅谷城との連絡城とされる。現在は山林となり、曲輪、堀切
が残る。


【所感】国道153号線から国道420号線へ入り、350m程進んだ足助中学校の南側の
坂道から先ず足助城へ向います。「足助城」と書かれた案内板に従って曲がりくねった坂道
を800m程進むと、足助城の入口に到着。ここから更に平勝寺方面へ1300m程走った
「鶏足城址」の標柱が立つ二又路を左へ進みます。アスファルト路の終わり・突き当たりの
民家裏山が城跡になります。現在、民家の手前に「鶏足城址380m先」の標柱が立ち、こ
こが登城口になりました。初めに墓地への道を登り、その後は標柱・注意書きに従って登り
ますが、途中2ヶ所、猪避けの柵が有りますので、通った後は必ず閉めて下さい。城郭の入
口となる巨石・祠の場所を越えると、堀切とも思える平坦な凹地が在り、本曲輪の東側・北
側に腰曲輪が在ります。本曲輪の切岸は高く、キツく良好なものですが、本曲輪上の西半分
は巨石が有って削平が弱い。本曲輪の西側に浅い堀切。その奥に腰曲輪と堀切の標柱が立つ
エリアが有りますが、腰曲輪は削平が弱く自然地形に近い、堀切は幅が広過ぎて、その奥に
在った寺院に伴って整備されたもののようにも感じます。浅谷城跡と同じく、鶏足城跡も登
城口・登城道・遺構の標柱、本曲輪に説明看板が立ち、登り易く、分かり易くなっている点
に大変嬉しさを感じます。また、由来の看板にもあった足助城・足助の町並み方面の木々が
取り除かれ、見晴らしの良い景色を演出している点にも感動しました。これらの整備に携わ
った方々に大変感謝致します。




鶏足城跡方面入口



登城口













登城道



浅い堀切?



本曲輪東側の広い腰曲輪



本曲輪北側の腰曲輪







本曲輪



本曲輪西側の掘切



本曲輪西側の腰曲輪



城郭西端の堀切



鶏足城跡遠景