尾張 北島城
Kitajiama castle
北島城跡【愛知県稲沢市北島町城】
北島工作所【愛知県稲沢市北島町城30−1】
青宮寺【愛知県稲沢市北島町上中110】
【立地】平城
【歴史】文保年間(1317〜1319年)、平経貞の居城とされる。戦国期、奥田城主飯
尾尚清(信宗とも)〔1528〜1591年〕の居城となる。尚清は奥田城主飯尾定宗の嫡
男で、1560年「桶狭間の戦い」の際、織田秀敏・父飯尾定宗と共に鷲津砦を護ったが、
今川方の朝比奈泰能・井伊直盛の攻撃を受けて全滅し、尚清は敗走した。その後、信長の赤
母衣衆に加わり、1582年「本能寺の変」の後、織田信雄に仕えた。1587年正五位上
隠岐守、1590年従四位下出羽守、侍従に任じられ、1591年死去。北島町城の北東端
に経貞を守護神とする“宗形社”が在る。現在は工場、空地となり、遺構は無い。
【所感】県道67号線、県道139号線が交差する北島皿屋敷信号を北へ250m程進んだ
青宮寺北側の道を東へ入ります。300m程進むと、右手の北島工作所北東角に宗形社が在
ります。宗形社は60m程東に移設されており、嘗ての場所は北島町城エリア北東角の空地
で、この辺りが城跡とされます。
北島城跡辺り・移設前の宗形社の場所・北島工作所
移設後の宗形社・北島工作所