三河 小坂井村古屋敷
Kosakai old residence

 小坂井村古屋敷跡【愛知県豊川市小坂井町倉屋敷】
JR飯田線小坂井駅【愛知県豊川市小坂井町倉屋敷71】

【立地】平地
【別称】倉屋敷代官所

【歴史】1600〜1632年、代官所が置かれた地である。三河小島城主伊奈忠基の末子
〔伊奈忠家の嫡男説もある〕伊奈忠次〔1550〜1610年〕らが代官を務めたと云う。
1590年家康関東移封に伴い、伊奈忠次も武蔵国足立郡小室へ移り、1万石で陣屋を構え
た。関東郡代〔後に甲斐国代官兼務〕を任ぜられ、幕府創業期に財政の確立、水利、新田開
発、殖産興業など、民政で大きく貢献した。小坂井も忠次が兼務した。1610年父の遺領
を受け継ぎ、嫡男忠政も関東郡代を継ぎ、特に鬼怒川治水に尽力した。現在は住宅となり、
遺構は無い。


【所感】JR飯田線、県道496号線、県道385号線に囲まれた住宅地で、小坂井駅の南
方、若宮社の西側が屋敷跡とされます。




若宮社・小坂井村古屋敷跡辺り