三河 榑俣城
Kuremata castle
榑俣城跡【愛知県豊田市榑俣町穴畑・坂・神田・西丹波町ゴウシキ】
【立地】山城
【別称】古山城
【歴史】築城年は定かではない。標高416m・峠からの比高80mの山頂に築かれ、市場
城主鈴木越中守の家臣古山某・池野某の居城とされる。現在は山林となり、曲輪、堀切、土
塁が残る。
【所感】登城口は豊田市上中町水別の道〔民家の南〕を西進した舗装路が終わる辺りの「み
だかり峠」と呼ばれる場所の左の尾根になります。「藤岡・小原・旭の中世城館」によると
「みだかり峠」は、市場から西細田→西丹波→みだかり峠→上中切→下中切を経て、明智・
串原へ向かう飯田街道の途中だったようで、現在も県道354号線⇔県道19号線間を結ぶ
山道が残ってます。登城口から尾根に上がると、穿たれた山道→尾根道→巨木が横たわるピ
ーク→右の尾根道を下って上って→大きな尾根に乗ったら左へ進み、徐々に腰曲輪@と主郭
の切岸が見えて来ます。縄張は、主郭北側に腰曲輪@と堀、西側の尾根下に堀切、南側に腰
曲輪ABというシンプル造りになっています。太平洋戦争末期に城跡が耕作地として使わた
らしく、字名も穴畑、主郭北側の「堀」も、今よりも長い「堀切」だった可能性があるよう
です。主郭西側の「竪堀」、主郭南側の「腰曲輪B」については「藤岡・小原・旭の中世城
館」には描かれ、その後に発行された「愛知県中世城館跡調査」では消えている。こうなる
と、遺構と言うのか?判断が難しくなります。

榑俣城跡遠景

登城口











登城道

腰曲輪@と主郭



腰曲輪@


主郭北東側の堀



主郭

主郭南側の腰曲輪A

腰曲輪A南側の腰曲輪B

竪堀か・主郭西側



城域西端の堀切と土塁
