尾張 前野屋敷
Maeno residence
前野屋敷跡【愛知県江南市前野町西】
吉田造園土木【愛知県江南市前野町西261】
【立地】平地
【別称】八屋敷
【歴史】築城年は定かではない。良峯高長〔1200年〕を祖とする前野氏の屋敷である。
岩倉織田伊勢守の家老として仕えた家柄で、近郷の生駒氏・蜂須賀氏・安井氏・坪内氏と姻
戚関係を持ち、前野村辺りを治めていた。織田信長・豊臣秀吉とも深い関係で、蜂須賀小六
と義兄弟の契りを結んだ前野将右衛門長康〔〜1595年〕・吉田城主小坂孫九郎雄吉〔前
野宗吉〕・雄吉の嫡男助六尉雄喜・野田清助・森勘解由などの武将を輩出した屋敷でもある
。1584年「小牧、長久手の戦い」の際、近くの五丁堀砦に信雄・家康方として前野喜衛
門以下300の兵が布陣したと云う。現在は県道沿いに歴史看板が立ち、遺構は無い。
【所感】県道179号線、県道157号線が交差する力長北信号を北へ県道179号線を進
みます。次の信号から100m程進んだ吉田造園土木手前に由緒碑・看板が立っています。
前野小兵衛加賀守由緒碑と前野家屋敷跡の看板・県道179号線沿い