伊勢 蒔田城
Makita castle
蒔田城跡・長明寺【三重県四日市市蒔田2丁目13−29】
ミニストップ四日市蒔田2丁目店【三重県四日市市蒔田2丁目14−6】
宝性寺【三重県四日市市蒔田2丁目12−26】
【立地】平城
【別称】蒔田館
【歴史】寿永年間(1182〜1185)、伊勢平氏の一族平家資が富田館と同時期に築城
。四方を素掘りの堀で囲み、外堀は南の鏡が池まであった。1185年壇ノ浦の戦いで平氏
が滅亡すると、源頼朝は各地に平氏討伐を行い、鎌倉幕府方の大内氏に攻められ富田館・蒔
田館ともに落城した。その後、当地は後白河領となり、守護職として都より藤原宗勝が蒔田
に居館し、蒔田相模守宗勝と名乗った。宗勝は深く仏教に帰依して当地にお堂を建立し、そ
れが長明寺の基となる。戦国時代、蒔田城に萱生城春日部氏の一族春日部家春が入り、永禄
年間(1558〜1570年)、織田信長の北伊勢侵攻で本家萱生城とともに降伏、帰順し
た。現在は長明寺に変わり、水掘が残る。
【所感】南に県道26号線、東に県道66号線〔旧東海道〕、西に関西本線は走り、ミニス
トップ四日市蒔田2丁目店の北東、宝性寺の南西隣りに長明寺が在ります。寺を囲む水堀は
長明寺の特徴の一つになっています。
蒔田城跡・長明寺
長明寺を囲む水堀