三河 丸山能頭城
Maruyama Noto castle
丸山能頭城跡【愛知県岡崎市丸山町能頭】
神明宮【愛知県岡崎市丸山町宮山1】
宗徳寺【愛知県岡崎市丸山町エゲ前28】
【立地】丘城
【別称】丸山村古城
【歴史】1465年「額田郡牢人一揆」の際、三河国額田郡丸山を領した丸山中務入道、彦次郎父子は
鎌倉幕府、守護に反して、額田郡井口砦に大場二郎左衛門、簗田左京亮らと立て籠もった。幕府は松平
宗家3代信光、戸田弾正左衛門宗光父子に追討を命じ、丸山父子は討たれたと云う。1572年前後、
成瀬伊賀守国次が領して居城したとされる。城主に榊原式部、川澄分助の名もある。乙川がS字に湾曲
した場所に在り、現在は曲輪、空堀、土塁が残る。
【所感】宗徳寺、神明宮、神明宮古墳の南東に位置し、神明宮古墳の裏手に廻ると、城跡への小道があ
ります。100m程歩くと、堀、土塁の場所に着き、右の鉄塔へ向かって延びています。土塁を越える
と曲輪へ入ります。最終地点のおのづ竜神の祠が城跡の東端で、以前は雑草に覆われていましたが、現
在は道も含めて綺麗に整備され、大変嬉しく感じました。
土塁・堀
城跡東端・おのづ竜神の祠〔写真:左〕城跡東先端〔写真:右〕