美濃 本郷城
Hongo castle
本郷城跡【岐阜県揖斐郡池田町本郷】
【立地】平城
【別称】池田城
【町指定史跡】
【歴史】本郷城は、承和年間(843〜847年)頃、池田維実が居たとも、南北朝時代に
土岐頼忠が築いたとも云われ、築城時期は定まらない。頼忠の子頼益は、のちに尾張国海東
郡萱津へ移住するが、再び美濃へ戻り、美濃国守護となって革手城に住んだ。下って、土岐
氏の家臣国枝大和守為助が本郷城を修築して太郎ヶ城から移ったとされる。為助の後、正助
−宗竜−重光−重元−政森と続く。1600年「関ヶ原の戦い」の際、政森は岐阜城主織田
秀信に仕え、西軍に属したことから、東軍によって焼き払われたと云う。現在は田畑、住宅
に代わり、主郭北西端の櫓台、石垣が残る。
【所感】国道417号線本郷北信号T字路から西の県道254号線を230m程進んだ左の
脇道を入ります。80m程進んだ右手に本郷城跡入口の看板が立っています。細道を右へ折
れると、民家裏に土塁〔櫓台〕の一部が残り、看板や石碑が所狭しと立ってます。
本郷城趾の石碑・主郭の北西櫓台
本郷城跡入口の看板・主郭〔写真:左〕主郭北西櫓台の石垣〔写真:右〕
本郷城跡