三河 三好城
Miyoshi castle

三好中学校・三好城跡【愛知県みよし市三好町宮ノ越42】
      阿弥陀寺【愛知県みよし市三好町八和田87】
       八幡社【愛知県みよし市三好町宮ノ越30】

【立地】丘城
【別称】三吉城

【歴史】標高35m、比高5mの丘陵上に築かれた城である。1582年佐久間盛次の四男大膳亮勝之
が「信州高遠城攻め」の初陣で戦功を挙げ、当地を領したと云う。勝之は尾張国御器所に生まれで、佐
々成政の娘婿となり、一時、佐々姓を称した。1582年「本能寺の変」の後、信長の後継者争いで秀
吉に反発し、1585年佐々家を辞して関東へ移り、廃城になったとされる。1590年「小田原城攻
め」の後、勝之は秀吉に許されて家康に仕え、1615年「大坂の陣」で戦功を挙げ、信濃国長沼藩1
万8000石を領した。場所は三好中学校のグランド辺りとされ、遺構は無い。


【所感】県道54号線三好木之本東信号を南へ曲がり、三好上信号を経て、300m程進むと、左手に
阿弥陀寺と三好中学校が在ります。三好中学校のグランドが城跡だったとされ、グランド南端を見ると
、少しですが、段丘状になっていることが分かります。


 

三好中学校グランド南面〔写真:左〕グランドの西に位置する阿弥陀寺〔写真:右〕