三河 明見茶臼山城
Myoken Chausuyama castle
明見茶臼山城跡【愛知県岡崎市明見町松畑】
少林禅寺【愛知県岡崎市明見町松畑13】
【立地】平山城
【歴史】築城年、築城者は定かではない。奥明見川と男川の合流点北、少林禅寺の南西に位
置する山〔標高224m・比高95m〕に築かれた平山城である。滝山城から続く尾根の南
端で城の脇を通る宮崎街道の監視に優れた場所である。周辺に奥平氏関連の城・屋敷が在る
ため、この城も同氏関連の城と思われる。現在は曲輪、堀切、土塁が残る。
【所感】城跡と確定されていませんが、ネットに縄張図もあって興味深い内容だったので、
訪ねてみることにしました。少林禅寺の南側から城跡まで幅広いの未舗装路が続き、岩窟を
過ぎた先で道が消失するので、そこから右上に上れば東ピークです。東ピークは「曲輪A」
「三角曲輪A2」、それらを囲む「帯曲輪」、鞍部を経て、西ピークは「曲輪B」「堀切+
土塁」が有ります。「曲輪B」の奥に続く尾根は奥明見川に落ちています。何れの曲輪も傾
きが少なく平面度も良い状態です。堀切〔西ピーク〕は滝山城に続く尾根を意識した場所に
在り、鞍部→東ピークへ登る左脇の土塁?は侵入口を狭めている感じがします。2つのピー
クを鞍部で繋ぐ篠平城跡〔豊田市〕によく似た城跡。城跡に認定されると良いのですが…。
少林禅寺
登城道
曲輪A南側の帯曲輪・東ピーク
曲輪A西側の帯曲輪・東ピーク
曲輪A北側の帯曲輪・東ピーク
曲輪Aから見た三角曲輪「曲輪A2」・虎口か・東ピーク
曲輪A・東ピーク
東ピーク〔曲輪A〕→鞍部→西ピーク〔曲輪B〕へ向かう道
曲輪B・西ピーク
西ピーク〔曲輪B〕の背後から奥明見川へ落ちる尾根
曲輪B北側の堀切と土塁・西ピーク
明見茶臼山城跡遠景