尾張 長坂屋敷
Nagasaka residence
長坂屋敷跡【愛知県知多郡東浦町生路】
伊久智神社【愛知県知多郡東浦町生路字森腰76】
【立地】平地
【歴史】室町期から戦国期、生道〔生路〕に住んだ武士長坂氏の屋敷とされる。1316年
生道郷は熱田神宮別納領であり、1454年長坂近江守・長坂伊豆守・長坂将監は、生道村
八剣大明神〔現:伊久智神社〕に馬と金を寄進している。1872年伊久智神社に改称。長
坂氏は塩浜〔尾張名産:生道塩〕と馬を所有し、舟と馬を利用して広い交易活動をしていた
とされる。屋敷の場所は不明。伊久智神社近辺と思われる。
【所感】伊久智神社へ行くと、東側が10m程低い丘陵端に在ることが分かります。現在は
埋め立てられて海が狭くなっていますが、往時は東方に塩田や湊が見えたんでしょうね。屋
敷の場所は分かりませんが、見晴らしの良いこの丘の何処かでしょう。
伊久智神社