伊勢 中江城
Nakae castle
中江城跡・上之輪神明社【三重県桑名市播磨329】
【立地】平城
【歴史】長島一向一揆の五大城の一つであり、森小一郎・森青十郎・中江式部少輔の居城と
云う。1574年織田信長勢の大攻撃には最後まで抗戦したが、9月に落城。籠城した人々
は柵の中で全員焼き殺された。城跡は度々洪水により埋没したと云われ、後に中江村の神明
社地となり、明治に上之輪神明社が合祀され、現在も上之輪神明社と称される場所が城跡で
はないかと推定される。土塁や堀や壇が存在するが、神社建設の際に造られたもので、埋没
により、遺構は無い。
【所感】この地は揖斐川の西岸、木曽三川〔揖斐川・長良川・木曽川〕が合流する河口にな
るので、洪水が多かったと思います。今は護岸によって三川の流れがしっかりコントロール
されています。北の沢北川、南の大山田川、西の近鉄名古屋線・JR関西本線に囲まれた場
所に中江城跡が在ります。
上之輪神明社