遠江 中村砦
Nakamura fort
中村砦跡【静岡県掛川市中】
満勝寺【静岡県掛川市中3529】
神明神社【静岡県掛川市中3801】
【立地】丘城
【別称】中村城山
【歴史】高天神城の南南東3.4キロ、下小笠川×菊川合流点の北に位置し、「第2次高天神
城攻め」に備えて標高27m、比高22mの丘陵上に築かれた徳川方の砦である。『家忠日
記』には1580年3月三井山砦と掛け持ちで築かれ、3日間で完成したと云う。現在は住
宅、竹林、山林となり、曲輪、土塁が残る。
【所感】『静岡県の中世城館跡』の「帝釈山砦及び中村城山等見取図」を見ると、北の「帝
釈山砦」+「雑賀城〔満勝寺裏山〕」→若宮神社裏山まで細い尾根で繋がっており、この一
塊で援軍・兵糧の遮断、監視したように感じます。川が近いことから中村砦は水運利用もあ
ったようです。若宮神社裏山〔物見台〕は確認出来ませんが、砦の主体となる東側はしっか
り手が入り、高天神六砦の中で最も訪ね易い場所になっています。コの字形土塁に囲まれた
平地は、まるで興国寺城跡の本丸のようです。土塁の最高地は南西角の三角地で、ココを基
点に土塁がスラントしており、内側に中央の平地へ下り道も造られています。削られたり整
地された箇所があるように感じるので、何処までが往時の遺構か分かりません。



若宮神社・物見台





登城道

三角地



南土塁


西土塁



北土塁


土塁に囲まれた平地
