三河 中山屋敷
Nakayama residence
中山屋敷跡【愛知県豊川市当古町清水尻】
【立地】平地
【歴史】1580年、中山吉次宗秋が屋敷を築いたことに始まる。中山氏は、八名郡西郷〔豊橋
市石巻町〕居城の西郷左衛門尉の子孫にあたる家柄で、先祖は五本松城の代官となり、姓を中山
と改めた。家康が浜松城主(1570〜1586年)の頃、浜松と岡崎を往復する際、豊川の増
水で立ち往生しているところ、舟渡しをした功績により、慶長年間(1596〜1614年)か
ら渡船の御用を任ぜられ、1858年まで運営した。貞享年間(1684〜1687年)から代
々当古村の庄屋を努めた。現在は公園に変わり、歴史看板、石碑が立ち、遺構は無い。
【所感】国道151号線馬場町交差点を東へ曲がり、国道362号線へ入ります。暫く走り、豊
川に架かる当古橋手前の右手に「当古橋公園」が在り、そこに歴史看板、石碑が立っています。
現在は往時の面影は無く、渡しに替わり、当古橋が架かっています。
中山家旧跡の説明看板〔写真:左〕「中山家と当古の渡し」の石碑〔写真:左〕