三河 名高田陣所
Nakoda camp

名高田陣所跡【愛知県新城市須長字天王】
　　　　墓所【愛知県新城市浅谷字野添】
　須長公民館【愛知県新城市須長字石岸】

【立地】丘地

【歴史】１５７５年「長篠、設楽ヶ原の戦い」の際、西の連吾川、東の五反田川に挟まれた
標高１０５ｍ、比高２０ｍの丘陵端に布陣した武田軍の真田兵部丞信綱、真田源太左衛門尉
昌輝兄弟の陣所とされる。信綱、昌輝兄弟は真田幸村の父真田昌幸の兄である。真田兄弟は
信長の先陣滝川、佐久間氏との激戦で討死したと云う。名高田陣所の北東、五反田川近くに
鎌原筑前守之綱、常田図書春清、禰津甚平是広と並んで墓が在る。現在は山林となり、平坦
地が在る。

【所感】国道１５１号線富永新知信号から北の県道４３８号線を８００ｍ程進んだＴ字路信
号を真っ直ぐ県道２１号線を進みます。４５０ｍ程進んだ県道４３８号線との三叉路を右の
県道２１号線へ進みます。９００ｍ程進んだ信号Ｔ字路を右へ曲がり、左手の須長公民館を
過ぎ、左２本目を入った住宅裏手の丘が陣所跡になります。現在、第２東名高速道路建設の
為、山の南面が削られています。高架道路の橋脚が次々と造られているので、このような遠
景写真が撮れるのも今だけです。


　

名高田陣所跡遠景〔写真：左〕禰津・常田・鎌原・真田兄弟の墓所〔写真：右〕