陸奥 浪岡城
Namioka castle

   浪岡城跡・浪岡城跡案内所【青森県青森市浪岡大字浪岡字五所14−1】
ファミリーマート浪岡八幡宮前店【青森県青森市浪岡大字浪岡字岡田35】

【立地】丘城
【別称】北畠古城

【国指定史跡】浪岡城跡

【歴史】文中年間(1372〜1375年)、もしくは応永年間(1394〜1427年)頃、北畠顕
家の子北畠顕成が浪岡に入り、顕元−顕邦を経て、応仁年間(1467〜1469年)頃、浪岡北畠氏
4代顕義が築いたとされる。顕具−具統を経て、1546年頃、具永は大光寺氏、大浦氏と鼎立して勢
威を振るった。1562年具運は家督、領地争いで叔父北畠具信に殺害される。1578年大浦〔津軽
〕為信の攻撃で落城となり、北畠顕村は自決した。その後、一時、津軽為信の弟が代官として東館に居
住したと云う。1940年国史跡に指定される。現在は曲輪、堀、土塁が残り、一般公開されている。

【所感】ファミリーマート浪岡八幡宮前店が在る丁字路を東進し、次の信号交差点を右〔南〕へ曲がり
、150m程進むと、右手に浪岡城跡案内所と駐車場が在り、案内所で縄張図を入手し、猿楽館・東館
から順に周ります。「館」と呼ばれる広い曲輪が計8つ在り、曲輪間には横堀と「中土塁」と称される
堀を二分する土塁が有ります。土塁の幅は1m〜4mで様々ですが、人が歩けるしっかりしたものです
。このような土塁は他では見られないので、珍しさから何枚も撮りたくなります。全て周ると、まあま
あな距離を歩くことになりますが、縄張図を片手に遺構を確認しながら歩くと、楽しくなって来ます。




東館



外郭−東館付近の堀



外郭



北館北側の堀と中土塁



北館北東端の土塁



北館北端の土塁







北館



北館北西端の土塁



北館−西館間の中土塁



西館



西館−内館間の中土塁





内館



北畠古城跡碑・内館



検校館



新館