飛騨 荻町城
Ogimachi castle
荻町城跡【岐阜県大野郡白川村荻町】
城山天守閣【岐阜県大野郡白川村荻町889】
【立地】丘城
【歴史】南北朝時代(1336〜1392年)、南朝方の公家達が隠れ住んだことに始まる
。その後、内ヶ島上野介為氏が入り、1465年頃、帰雲城を築城。続いて、白川郷に勢力
を張る正蓮寺を攻め、内ヶ島氏の家臣山下大和守氏勝が入る。帰雲城、向牧戸城と共に内ヶ
島三城と呼ばれる。1585年内ヶ島氏理が佐々成政の要請で出兵するが、その際、秀吉の
命により、金森長近が飛騨へ入る。長近は三木氏の本城松倉城を落とし、鍋山城で滞在中、
氏理は帰城を願い出て許された。その3ヶ月後、大地震、山崩れによる洪水で帰雲城は埋没
し、内ヶ島氏は滅亡する。現在は白川郷が一望出来る「城山展望台」として、多くの人が訪
れ、曲輪、堀切、土塁、櫓台が残る。
【所感】初めての白川郷で、先ず始めに行った場所は荻町城跡。白川郷へ行ったことがある
人から、「白川郷が一望出来る高台が在る!」と聞いて行きましたが、まさか、城跡の場所
を言っているとは思いませんでした。白川郷全景は、食事処「城山天守閣」の展望台と、城
跡の櫓台跡からの2ヶ所から眺めることが出来ます。その後、下山して「和田家」「神田家
」などを訪ねましたが、何処を歩いても人、人、人…。実は雨天の翌日で、あまり綺麗に撮
れていませんが、ご勘弁下さい!
土塁〔写真:左〕堀切〔写真:右〕
荻町城跡の碑と歴史看板〔写真:左〕荻町城跡遠景〔写真:右〕
白川郷全景・城山展望台【世界文化遺産】〔写真:左〕白川郷:和田家【国重要文化財】〔写真:右〕