三河 乙ヶ林城
Okabayashi castle

     乙ヶ林城跡【愛知県豊田市乙ヶ林町信田190】
      柳瀬紙苑【愛知県豊田市乙ヶ林町526】
ディー・スペシャルズ【愛知県豊田市乙ケ林町信田171-1】

【立地】丘城
【別称】乙ヶ原村古城

【歴史】築城年は定かではない。標高370m、比高20m尾根南端に築かれ、城主に岡山
平蔵、三宅利兵衛道清、春日部佐渡守定縄の名がある。現在は山林、竹林となり、曲輪、土
塁、堀切、竪堀が残る。

【所感】『ディー・スペシャルズ』『柳瀬紙苑』が在る県道19号線乙ヶ林下立信号交差点
から北へ180m程進んだ民家前の道を左折し、突き当りの消防団の建物裏が登城口になり
ます。山へ入って直ぐの谷を登り切ると、曲輪②に到着します。曲輪②に対して北尾根を遮
断する堀切C、西尾根を遮断する堀切B、曲輪①を守るための堀切Aの3つを持っています
が、西の堀切Bは北の堀切Cまで幅広い道で繋がっているので、堀切Bは切通しのようにも
感じます。曲輪①は平坦度が良く、北側に堀切A+土塁、北東に竪堀を穿ち、北からの進入
をしっかり防いでいます。曲輪①南端辺りは道路建設で削られ、西側は竪堀が穿たれていま
すが、北端のような高い防御性はありません。この城は曲輪①を居館として使い、曲輪②に
城の機能を持たせたかったのようですが、発掘調査では何も出土しておらず、使われること
なく終わりました。曲輪②が自然地形であること、城郭の西・南西方面〔登って来た谷〕の
防御性が低い点が気になります。




乙ヶ林城跡遠景





登城口



登城道



曲輪②西側の堀切B



曲輪②北側の堀切C



曲輪②



虎口か・曲輪②南端





曲輪②南側の堀切A



堀切A-曲輪①間の土塁



曲輪①



曲輪①北東の竪堀







竪堀か・曲輪①西側