尾張 下津城
Orizu castle
下津城跡【愛知県稲沢市下津高戸町】
下津小学校【愛知県稲沢市下津ふじ塚町83】
はくさん【愛知県稲沢市下津蛇池町86】
【立地】平城
【歴史】室町時代中期に築かれた城とされる。1400年、越前を守護する斯波義重が尾張
も兼務することになる。守護代は織田常昌が務め、下津に守護所を構えた。1432年将軍
足利義教が宿泊。1466〜1476年「応仁、文明の乱」の際、尾張では山名方の織田伊
勢守敏広、細川方の織田大和守敏定が対立。この時期、織田伊勢守敏広は下津城を居城とし
たと云う。1477年織田敏広は織田敏定に破れ、城は焼失。下津を追われた敏広は、14
79年頃、岩倉に岩倉城を築く。1481年敏広没後、岩倉城を本城とする織田伊勢守家が
尾張上四郡を支配し、清洲城を本城とする織田大和守家が尾張下四郡を支配した。現在は畑
に変わり、県道155号線沿いに石碑が立つ。
【所感】下津小学校グランドの県道155号線を挟んで反対側に石碑が立っています。喫茶
「はくさん」南の畑地端に在ります。織田家の歴史を知る上で必要な城跡です。
下津城址の石碑