伯耆 境台場
Sakai daiba

　　　　　台場公園【鳥取県境港市花町】
海とくらしの史料館【鳥取県境港市花町８−１】

【立地】丘地

【国指定史跡】鳥取藩台場跡（境台場跡、由良台場跡、淀江台場跡、橋津台場跡、浦富台場跡、赤碕台場跡）

【歴史】１８６３年に築かれた台場で、鳥取藩では８ヶ所〔浦富・浜坂・賀露・由良・橋津・赤碕・淀
江・境〕設置された。当時の海岸線の沿った広さ１.４５ヘクタールの地を土塁で囲み、土塁の上に十八
斤砲２挺・六斤砲１挺・五寸径砲５挺を据えていた。同年に造られた藩内の台場の中でも、最大かつ厳
重に装備されたものであった。弓浜地方の村人を総動員し、砲術師武宮丹治と大庄屋山根作兵衛に始め
られ、半年程で完成。大砲の備え付けは設計者である富山敬蔵が行い、農兵隊が組織されて守備に当た
っったが、１８６８年その役目を終えた。１９８８年「鳥取藩台場跡」の名で「境台場跡」「浦富台場
跡」「橋津台場跡」「由良台場跡」「淀江台場跡」の５つが国史跡に指定され、現在は台場公園となり
、土塁が残る。

【所感】水木しげるロードへ行く途中、ナビに映る「台場公園」が気になり、海に近いことも考えて寄
ってみたら、やっぱり台場跡でした。グランドのような広さで、ほぼ四辺に高い土塁が残っているので
驚きました。「海とくらしの史料館」の前に台場公園の入口と駐車場が在ります。


　

境台場跡の看板・台場公園〔写真：左〕鳥取藩台場跡境台場跡の看板・台場公園〔写真：右〕



水木しげる先生執筆中・水木しげるロード・ＪＲ境線 境港駅前