美濃 猿啄城
Sarubami castle
猿啄城跡【岐阜県加茂郡坂祝町勝山字城山】
大泉寺【愛知県犬山市栗栖字寺前768】
【立地】山城
【別称】猿喰城・猿飛城・根尾山城・勝山城
【歴史】1407年、城山〔標高275m〕に築かれ、西村豊前守善政の城と云う。1530年土岐氏
一族の田原左衛門の居城となったが、1547年同族の多治見修理が謀反を起こして城を奪い、18年
間在城した。1565年信長の中美濃攻略の際、丹羽長秀に命じ、河尻鎮吉により落城となる。その後
、河尻鎮吉の居城となるが、1575年岩村城へ移り、廃城となる。現在は城跡に展望台が築かれ、城
址碑が立つ。
【所感】国道21号線勝山信号交差点を北へ曲がります。JR高山本線の踏切を渡って直ぐ左に曲がる
と、まず「猿啄城跡入口」の石碑が右に立ち、更に進むと「猿啄城展望台 登山道入口」の碑が左に立
っています。ここに車を止め、展望台へ向けて歩いて上りますが、25分程で櫓を模した展望台に着き
ます。この日は天気が良く、展望台からは眼下に木曽川、遠くに小牧山城、伊木山城が見えました。非
常に狭い山頂は、展望台と「猿啄城跡」の木碑のみで、ハイキングコースの中継点でもあります。
大泉寺から見た猿啄城跡
登城口に立つ猿啄城の看板〔写真:左〕登城途中の白河神社〔写真:右〕
山頂目前の秋葉神社〔写真:左〕展望台から見た山頂〔写真:右〕
猿啄城跡・山頂の展望台と猿啄城趾の石碑