遠江 千頭峯城
Sentogamine castle
千頭峯城跡【静岡県浜松市北区三ケ日町摩訶耶】
摩訶耶寺【静岡県浜松市北区三ヶ日町摩訶耶421】
【立地】山城
【別称】摩訶耶寺城
【県指定史跡】
【歴史】南北朝時代、標高120m、比高100mの山頂に築かれた城で、三岳城を本城と
する井伊氏の城砦の1つとされる。南に鴨江城、東に大平城、西に千頭峯城を置き、井伊氏
の一族奥山朝藤の居城とされる。「せんとうほう」とも読む。1339年北朝方武将高師泰
の3ヶ月間に亘る攻撃の末、落城となる。当城は長年「千頭峯城」と呼ばれていたが、地元
の調査・研究結果から、当城を摩訶耶寺城、4.5キロ東方の尉ヶ峰〔引佐町奥山〕を千頭峯
城としている。現在は曲輪、土塁、堀切、竪堀、井戸跡が残る。
【所感】トイレが有る摩訶耶寺駐車場から北へ100m程進んだ右手、「千頭峯城について
」の看板が立つ脇道を入ります。道なりに500m程進んだ左の脇道を入り、登り切った場
所に駐車場、千頭峯城跡の看板が在り、千頭峯トンネルの上が登城口になります。以前はみ
かん畑内から行く登城道(南曲輪から入る道・現存)でしたが、駐車場が設けられた東曲輪
から入る登城道が主流になりました。私は東曲輪→井戸曲輪→二の曲輪→本曲輪→二の曲輪
→西曲輪→南曲輪の順に周りました。現在、東曲輪は杉林、二の曲輪・西曲輪・南曲輪は雑
木林になっています。
千頭峯城跡の看板と専用駐車場
千頭峯城址登り口
東曲輪方面から入る登城道
東曲輪
井戸跡・井戸曲輪
二の曲輪
二の曲輪に繋がる本曲輪搦手虎口
本曲輪
二の曲輪−西曲輪間の堀切
南曲輪北の竪堀
南曲輪を囲む土塁
南曲輪から入る登城口
摩訶耶寺