三河 茂松城
Shigematsu castle
茂松城跡【愛知県豊川市御津町広石字高坂】
御津高校【愛知県豊川市御津町豊沢字松ノ下1】
【立地】平山城
【別称】高坂城・茂松村古城
【町指定史跡】
【歴史】標高77m、比高50mの山頂に築かれた源範頼が三河守であった頃の居城とされ
る。文明年間(1469〜1486年)細川勝久の居城となり、その後、牧野古白の六男牧
野主計が入ったが、1560年「桶狭間の戦い」で討死し、廃城となる。その後、長沢松平
氏の所領となる。現在は山林となり、曲輪、井戸、土塁、横堀が残る。
【所感】城跡は御津高校東側のフェンス−電柱間から入り、左方の山頂を目指して登ります
。本丸はそこそこの広さで、歴史看板背後の土塁は高さ2〜3m程あり、大変見応えがあり
ます。看板右手に虎口、曲輪が在り、その下に井戸跡が在ります。直径3m程の大きなもの
で、これも見ておきたい遺構です。以前は登城口がよく分からず、遠景写真で終えていまし
たが、今回訪ねて、遺構が素晴らしいことを知りました。
茂松城跡遠景
茂松城跡登城口〔写真:左〕主郭の歴史看板と碑〔写真:右〕
主郭の土塁〔写真:左〕井戸跡〔写真:右〕