尾張 祖父江城
Sobue castle

祖父江城跡【愛知県稲沢市祖父江町祖父江字中屋敷・北方】
  神明社【愛知県稲沢市祖父江町祖父江字中屋敷139】
  永張寺【愛知県稲沢市祖父江町祖父江字中屋敷135】

【立地】平城
【別称】横井屋敷

【歴史】1466年頃、祖父江を領した祖父江五郎左衛門久豊の築城とされる。永禄年間(
1558〜1570年)、久豊は竹腰村へ所領替えとなり、久豊の子祖父江孫九郎信勝が祖
父江を領した。〔久豊の築城〜竹腰へ所領替えまで100年程あり、内容に疑問〕1600
年「関ヶ原の戦い」の際、信勝は福島正則に属して戦功を挙げ、竹腰、西島を与えられる。
その後〔1608年頃〕、祖父江芳斉と号して西島城南の旧恵日寺に隠居するが、1614
年「大坂冬の陣」の際、豊臣方との内通で、1615年伏見で切腹、御家断絶となる。替わ
って
横井時延の四男横井作左衛門時久が入り、尾張藩主徳川義直より1900石を賜って隼
鷹匠頭を務めたと云う。横井家は八開村の赤目城を宗家とし、時久は祖父江横井家の祖とな
り、時有へ続く。城主に井野蔵人正の名もある。場所は神明社の南辺りとされ、遺構は無い
。永張寺は横井作左衛門の菩提寺である。


【所感】県道129号線北方信号交差点を東へ曲がり、2つ目の辻を北へ入ると、神明社と
永張寺が在ります。神明社は1466年に祖父江五郎左衛門久豊が創建したもので、162
5年に横井時久が再建、1656年に横井時有が沼神明社を創建しています。





祖父江城跡辺り・神明社の南側

 

神明社・祖父江城跡の北側〔写真:左〕横井氏の菩提寺 永張寺〔写真:右〕