信濃 鈴岡城
Suzuoka castle
鈴岡城址公園【長野県飯田市駄科1729】
松尾鈴岡城跡【長野県飯田市松尾代田】
【立地】平山城
【県指定史跡】
【歴史】14世紀中期、小笠原貞宗の次男宗政が松尾小笠原家から派生し、鈴岡小笠原家と
称して築かれた城である。毛賀沢川と新川に挟まれた標高490mの丘陵先端に位置する。
1425年政康の時、信濃国守護となる。1473年政秀の時、信濃国守護に任命されるが
、1479年松尾小笠原家長との争いで略奪される。1534年林城主小笠原長棟の攻撃に
より、伊那地域の小笠原氏が滅ぼされ、府中小笠原家が信濃国の小笠原一族を統一する。1
554年武田信玄の伊那侵攻により、松尾城の支城になる。1590年家康関東移封に伴い
、廃城となる。現在は鈴岡城祉公園に変わり、曲輪、空堀などが残る。
【所感】県道444号線沿いの「鈴岡公園」が、鈴岡城跡になります。公園入口まで車で行
き、徒歩で少し上ると、空堀、本丸、その奥に出丸という縄張になっています。本丸は広い
平地で、北側の一角に石碑が立っています。特に南側の景色が良く、ゆっくり眺められるよ
うに本丸、出丸それぞれにベンチが設けられています。出丸の先は、松尾城跡への散策道が
あります〔松尾城跡も車で行けます!〕。この日は弁当を広げる家族も居て、市民の憩いの
場になっていました。
空堀〔写真:左〕本丸〔写真:右〕