三河 重原藩田口代官所
Taguchi chief administrator place

重原藩田口代官所跡【愛知県北設楽郡設楽町清崎字狐洞】
     田口高校【愛知県北設楽郡設楽町清崎字林ノ後5−2】

【立地】平地

【歴史】1792年、下重原村〔現在の刈谷市〕に奥州福島藩の板倉氏が三河国1万石で陣
屋を構え、1869年板倉勝達が重原藩2万石を得て藩庁としたが、この時、田口に代官所
が置かれ、窪田作内が代官を務めたと云う。1871年廃藩となる。現在は学校の敷地とな
り、遺構は無い。


【所感】「重原藩田口代官所跡」の石碑を探す為、現地の方に聞いたところ、地元史に詳し
い方が現場まで同行してくれました。この方の話では、代官所跡地は田口高校敷地の南西エ
リアで、嘗ては石碑が立つ畑地と同じ高さだったそうです。学校の敷地とする為、畑地を削
り、その土を反対側の崖へ移したそうです。裏手の林が宝鏡寺跡地、石碑裏手の石垣上の住
宅が萩平館跡といろいろ教えて頂き、大変助かりました。



 

重原藩田口代官所跡辺り・田口高校敷地〔写真:左〕重原藩田口代官所跡の石碑〔写真:右〕