飛騨 高山陣屋
Takayama Jinya

高山陣屋【岐阜県高山市八軒町1丁目501】

【立地】平地

【国指定史跡】高山陣屋跡

【歴史】1692年高山城を廃し、飛騨は幕府直轄領〔天領〕となり、関東郡代の伊奈半十
郎忠篤が入る。1695年高山城主金森氏の下屋敷を代官所と定めたことが、高山陣屋の始
まりである。その後、176年間で25代の代官、郡代が務め、明治に至る。1695年高
山城三之丸から「御蔵」が移築され、1816年の「御役所」、1832年の「御門」「門
番所」、1840年の「御勝手土蔵」、1841年の「書物蔵」が現存遺構として在り、国
史跡に指定されている。

【所感】国史跡に指定されている陣屋跡は全国でも少なく、北海道で4つ、栃木県「桜町陣
屋跡」、兵庫県「柏原陣屋跡」、そして、ここ「高山陣屋跡」になります。宮川を挟んだ高
山城跡の西側に在り、高山の繁華街南部に位置します。高山の観光で行かない人はいない程
、よく知られた陣屋で、往時の雰囲気を味わえる貴重な陣屋です。


 

現存 御門〔写真:左〕玄関之間〔写真:右〕

 

現存 書物蔵〔写真:左〕御勝手土蔵〔写真:右〕

 

現存 御蔵〔写真:左〕高山陣屋跡の石碑〔写真:右〕