尾張 玉の井城
Tamanoi castle

玉の井城跡【愛知県一宮市木曽川町玉ノ井字寺東】
  念敬寺【愛知県一宮市木曽川町玉ノ井字寺東27】

【立地】平城

【歴史】築城年は定かではない。岩田釆女正居の居城であり、子孫は神官であり、武士であ
ったと云う。当地は賀茂神社の社領内で、領主は社人となって神職を司ることが必要であっ
た。平安時代末期、源頼朝の平家討伐に参戦し、鎌倉幕府の中流役人玉の井四郎が岩田氏の
玉井荘を取り立て、館を拡大して居城したとされる。城は念敬寺東辺りで、現在は住宅に変
わり、遺構はない。

【所感】県道14号線、県道193号線が交差する奥町宮東信号交差点を西進し、2つ目の
信号交差点を北へ曲がり、次の信号交差点に念敬寺が在ります。玉ノ井は奈良・平安時代に
尾張七郡〔海部・中島・春部・山田・愛智・葉栗・丹羽〕の葉栗に属し、朝廷より格別な保
護を受けていたようです。





念敬寺・玉ノ井城跡の西