遠江 鳥羽山城
Tobayama castle

鳥羽山公園【静岡県浜松市天竜区二俣町二俣】

【立地】山城
【別称】二俣城

【国指定史跡】二俣城跡及び鳥羽山城跡

【歴史】1575年、徳川家康が標高108mの鳥羽山〔本城山〕に築いた城である。同年、「長篠の
戦い」で武田軍に勝利した家康は二俣城奪回に乗り出す。鳥羽山城を本陣とし、毘沙門堂・蜷原・渡ヶ
島に砦を築き、二俣城を包囲。7ヶ月の兵糧攻めの末、落城となる。この後、二俣城と共に大久保忠世
が城主となり、1590年堀尾宗光が入り、1600年廃城となる。現在は鳥羽山公園となり、石垣、
曲輪、土塁、堀切が残る。


【所感】国道152号線を北上し、天竜川に架かる鹿島橋を渡り、鳥羽山トンネルを潜って直ぐ左の脇
道を入ります。道なりに100m程進んだ左の坂道を上り切ると、10台以上停められる広い駐車場に
着きます。北から笹曲輪、本丸、二の丸の順に並び、特に本丸を囲む土塁、本丸南虎口付近の石垣が良
く残っています。北東500mの二俣城跡とセットで訪ねることをお奨めします。



 

腰巻石垣・本丸南西側



腰曲輪・本丸西側



笹曲輪・本丸北西側



本丸搦手門跡



本丸東門跡





本丸





本丸大手門跡




本丸大手門跡付近の石垣

 

南1曲輪〔写真:左〕南2曲輪〔写真:右〕



東曲輪

 

 

大手道脇の石垣



堀切