美濃 鶴ヶ城
Tsuruga castle
鶴ヶ城跡【岐阜県瑞浪市土岐町】
信光寺【岐阜県瑞浪市土岐町2325】
諏訪神社【岐阜県瑞浪市土岐町2811】
【立地】山城
【別称】神箆城・土岐城・国府城・高野城
【県指定史跡】
【歴史】文治・建久(1185〜1199)の頃、源頼朝に仕えた土岐光衡は美濃国守護となり、土岐
美濃守を号して神戸城に住んだと云われ、鶴ヶ城は砦として築かれたとされるが、1324年「正中の
変」で活躍した土岐頼兼の墓が近くに在ることから土岐頼兼、父の土岐頼貞の築城ではないかなど、異
説が多く定まらない。1574年武田勢が恵那郡南部へ進軍して明知城を包囲した際、信長の命で小里
城山城と共に鶴ヶ城も改修して川尻秀隆を城番とした。また、1582年信長が甲斐へ進軍の際、高野
へ宿泊したとされ、当地は重要な地であったと考えられる。1600年「関ヶ原の戦い」の際、当城は
西軍に属しており、合戦で小里氏・遠山氏らの攻撃を受けて落城し、直後に廃城になったとされる。現
在は曲輪、土塁、井戸跡、堀切が残る。
【所感】中央自動車道側道沿いの信光寺−諏訪神社間に最高所に登城口が在ります。城址碑の場所から
清水でぬかるんだ谷間の丸太段を上り切ると、左手に西出丸、右手に二の曲輪〔御殿〕→葵の井戸→東
出丸を経て本丸に着きます。本丸には祠が2つ、歴史看板が在り、東方に見晴しが良く、国道19号線
、土岐川が見えます。西出丸・東出丸も東方に見晴らしが良く、眼下には中央自動車道は通っています
。訪城の際、登城口付近に駐車場が無いので、諏訪神社に止めました。
諏訪神社・1563年鶴ヶ城主土岐信光建立〔写真:左〕鶴ヶ城跡の石碑・登城口〔写真:右〕
鶴ヶ城跡の石碑・登城口〔写真:左〕登城道〔写真:右〕
西出丸
二ノ木戸跡・登城道〔写真:左〕葵の井戸〔写真:右〕
二の曲輪・御殿跡
東出丸
東から見た本丸・千畳敷
史跡 鶴ヶ城跡の看板・本丸〔写真:左〕赤い鳥居の社(土岐神社?)・本丸〔写真:右〕