尾張 内海烽火台
Utsumi Noroshidai

        内海烽火台跡【愛知県知多郡美知多町内海字高峯】
ホテル・ド・マロニエ内海温泉【愛知県知多郡南知多町内海字小桝40】

【立地】山頂

【歴史】1850年代、標高128mの山頂に置いた尾張藩の烽火台で、知多半島に於ける
内海砲台と布土烽火台の中継を目的に設置された。内海で異国船を発見した場合、内海から
順に布土→長尾山→亀崎→緒川→大高と烽火を揚げ、最終的に熱田→名古屋城二之丸・評定
所へ注進することになっていた。同時に早飛脚を走らせる為、内海→東端→馬場→小野浦→
南奥田→上野間→大谷→常滑→森→横須賀→大高→熱田に早飛脚継場も置かれた。公園跡地
となり、遺構は無い。


【所感】国道247号線沿いのホテル・ド・マロニエ内海温泉前に聳える山が烽火台跡で、
南面に旧内海フォレストパークのロープウェイ跡が残る山です。内海砲台の南東1キロに位
置し、知多半島では最も高所に在る烽火台です。




内海烽火台跡