遠江 安威砦
Yasutake fort

安武砦跡【静岡県掛川市下土方】
 梅枝庵【静岡県掛川市下土方1197−1】


【立地】丘城

【歴史】高天神城の東北東1.7キロに位置し、「第2次高天神城の戦い」に備えて標高55
m、比高30mの丘陵上に築かれた徳川方の砦である。『三河物語』では六砦とあるが、高
天神城が落城の際に記録された『横須賀根元歴代名鑑』では安威砦が加わっている。「中村
砦・安威砦・獅子ヶ鼻砦・火ヶ嶺砦」は大須賀五郎左衛門康高+松平忠政、「能ヶ坂砦」は
本多豊後守康重〔父:豊後守広孝〕、「小笠山砦」は石川長門守康通〔父:日向守家成〕、
三井山砦(大坂砦)は酒井与四郎重忠が布陣した。1581年3月高天神城が落城し、砦の
役目を終えた。現在は山林・竹林となり、曲輪、堀切が残る。

【所感】現在は道路などで分断されているが、安威砦→火ヶ峰西砦→火ヶ峰東砦から南東の
獅子ヶ鼻砦まで繋がっていたので、高天神城の巨大な壁となって援軍、物資補給路を断つ役
目を果たしていたと思われます。安威砦は梅枝庵〔廃寺か〕の横、金刀比羅宮の右手から尾
根を登り、ピーク@で左に折れて南北に連なる尾根に乗ります。ここから只管北へ進み、細
長いピークA→頂部が丸いピークBから下り、左手に谷堀、そのまま正面へ進むと竹林の主
要部に着きます。背後は堀切で遮断され、その先に北方や西方に小遺構が残りますが、私は
ここで断念しました。尾根道は歩き易い状態でしたが、遺構が固まっている最終エリアが竹
林で、大変撮り辛い点が残念です。





梅枝庵







安威砦跡登り口・金刀比羅社右横



ピーク@までの尾根道



ピーク@で左の尾根へ



細長いピークA



ピークB



主要部手前の谷堀



竹林の主要部



倒木や倒竹に埋もれた堀切