陸奥 四十八館
shijuyadate

    四十八館跡【青森県下北郡大間町大間】
魚喰いの大間んぞく【青森県下北郡大間町大間字大間平17−377】

【立地】平地

【歴史】詳細は不明である。中世、アイヌの集団がこの地に城館を築き、周囲に空堀を巡ら
して活動を続けていたが、ある時、敵対するアイヌ集団の侵攻に遭う。空堀は崩され、館に
火を掛けられ、四十八館は落城した。堀はアイヌの死体で埋まり、生き延びたアイヌも何処
へ逃げ去ったと云う。敷地跡からは須恵器・土師器。擦文土器が出土しているが、いつの時
代かハッキリしない。48の集落がここに終結していたことから四十八館と呼ばれる。嘗て
は東西70〜80m、約20m幅の空堀があったが、宅地造成に伴い、ほぼ消失している。

【所感】『魚喰いの大間んぞく』横の丁字路から南東へ250m進んだ五差路に『大間四十
八館史跡』の標柱が立っています。消え掛けた字もよく見れば何とか読めます。大間は本州
最北端でマグロも有名な地。しっかりマグロ丼を食べて大間を後にしました。




大間四十八館史跡の標柱



『ここ本州最北端の地』の石碑